Amazon垢BAN研究所のバン太です。
僕自身、これまで
- 購入アカウントも3つ止まったことがあり、今は1つ正常に動いています
- セラーは5ストア運営して停止と復活が10回以上(今は1ストア稼働中)
- KDP出版は停止2回・復活2回(今は1アカウント稼働中)
- 解決実績は400件超、復活サポートも30件以上(国内・海外含む)
を経験してきました。
「Amazonの販売をやめたいけれど、残っている売上金はちゃんと受け取れる?」
「解約のボタンを押す前に、何をしておけばいいのか分からない」
引退や撤退を決めたセラーさんから、売上金の受け取り方についての相談をよく受けます。販売をやめること自体は難しくないのですが、順番を間違えると、残高が残ったまま手続きが止まったり、引当金に回ったお金がなかなか戻らなかったりします。
このページでは、Amazonセラーを引退するときに売上金を受け取りきるまでの順番、最終販売日から90日の意味、売上金が残りやすいパターン、解約と小口出品への切り替えの違いを、実際の相談事例とあわせて整理します。
※ Amazonの規約や対応方針は変わることがあります。この記事は執筆時点(2026年10月)の情報なので、最新の内容は必ずAmazon公式の案内も確認してください。
【3秒でわかる結論】売上金を受け取ってから解約する
引退を決めたのに売上金が引当金に回っている、停止や警告が残ったままになっている場合は、LINEで状況を送ってもらえれば、受け取りまでの順番をお伝えします。
Amazonセラーを引退するとき、売上金はいつ受け取れる?

もう仕入れはやめたので、在庫が売り切れたらすぐ売上金を引き出して終わりにしたいです。
Amazonセラーを引退するときの売上金は、最終販売日から90日がたち、購入者とのやり取りがすべて終わってから、最後の支払いとして受け取る形になります。在庫が売り切れた日に全額を引き出せるわけではありません。
理由は、購入者がAmazonマーケットプレイス保証(A-to-z保証)を申請できる期間が残っているからです。セラーフォーラムで引用されているAmazonのヘルプでは、出品用アカウントを解約する前の準備として、次の6つが挙げられています(解約の手順をまとめたヘルプはセラーセントラルにログインして確認できます)。
- 未出荷の注文をすべて出荷する
- 最終販売日から、Amazonマーケットプレイス保証の申請期間である90日間待つ
- アカウントの残高が0になるまで待つ(次回の支払いまたは請求日まで)
- 返金を含め、購入者とのすべての取引を解決する
- 最終の支払いを受け取るため、最新の銀行口座情報を登録しておく
- パフォーマンス通知を確認し、アカウントの一時停止の理由がすべて解決され、アカウントが回復していることを確かめる
つまり、引退の段取りは「最後に売れた日」から逆算して組み立てます。最後の注文が出荷されてから約3か月は、返品や返金、保証申請に対応できる状態を保っておく必要があります。
| 時期 | セラーがやること | 売上金の状態 |
|---|---|---|
| 引退を決めた日 | 出品を止める準備、FBA在庫の扱いを決める | 通常どおり支払われる |
| 最終販売日 | 未出荷の注文をすべて出荷する | 一部は引当金に残ることがある |
| 最終販売日から90日まで | 返品・返金・保証申請・購入者のメッセージに対応する | 残高は少しずつ確定していく |
| 90日経過後 | 残高0と銀行口座を確認する | 最後の支払いで受け取る |
| 受け取りを確認した後 | 必要なレポートを保存し、解約の手続きをする | 残高0で解約 |

「売り切ったら即解約」ではなく、「売り切ってから3か月は店じまいの期間」と考えておくと、慌てずにすみます。
引退のときに売上金が残りやすい4つのパターン
引退の相談で「売上金が受け取れない」と言われるケースは、次の4つに分けて考えると整理しやすくなります。どれにあたるかで、待てばいいのか、こちらから動く必要があるのかが変わってくるためです。
①最終販売日から90日がたっていない
最終販売日から90日たっていないうちは、Amazonマーケットプレイス保証の申請期間が残っているため、残高がすべて確定しません。この場合は、問題が起きているわけではなく、待つ期間の途中にいるだけです。
起きやすいのは、FBAの在庫が少しずつ売れ続けていて、「最終販売日」が後ろにずれていくケースです。自分では販売をやめたつもりでも、FBA倉庫に在庫が残っていれば注文は入ります。90日のカウントを始めたいなら、まず出品と在庫を止めることから手をつけます。
最終販売日をメモし、その日から90日後をカレンダーに入れておく。
②停止や警告が残っていて、売上金が引当金に回っている
アカウントに停止や真贋・知的財産権などの警告が残っていると、売上金が引当金(リザーブ)に回り、支払われないことがあります。90日を待っても状況は変わらず、解約の手続きにも進めません。
Amazonのヘルプは、解約の前に一時停止の理由がすべて解決されていることを求めています。セラーフォーラムでも、Amazonの担当者が「まずその問題を解決してから、アカウントの解約が可能」と答えています。引退するからといって警告を放置すると、売上金も解約も止まったままになります。
アカウント健全性のページで、対応していない違反がないかを先に確かめる。
③返品・返金・保証申請のやり取りが終わっていない
購入者からの返品リクエストや返金、保証申請への対応が残っていると、残高は確定しません。出品を止めたあとも、購入者からのメッセージには対応し続ける必要があります。
引退の時期は、セラーセントラルを開く回数が減りがちです。その間に届いた返品リクエストや購入者のメッセージに気づかず、保証申請に発展してしまうと、そのぶん残高から差し引かれるうえ、アカウント健全性にも響きます。
引退までの3か月は、週に一度は購入者とのメッセージと返品リクエストの一覧を開く。
④銀行口座や本人確認の情報が古い
最後の支払いを受け取るには、セラーセントラルに登録している銀行口座が有効である必要があります。口座を解約していたり、名義が変わっていたりすると、支払いが失敗して残高が残ります。
ここで本人確認や口座の確認を求められ、その対応で止まってしまう方もいます。引退の前に口座を整理するつもりなら、Amazonからの最後の支払いを受け取ってから整理する順番にします。
Amazonの最後の支払いを受け取るまで、登録している口座は解約しない。
| パターン | 待てば受け取れる? | 先にやること |
|---|---|---|
| ①90日がたっていない | 待てば進む | 出品と在庫を止め、最終販売日を確定させる |
| ②停止・警告が残っている | 待っても進まない | 違反に対応し、アカウントを回復させる |
| ③購入者とのやり取りが残っている | 対応すれば進む | 返品・返金・メッセージに対応する |
| ④口座や本人確認の情報が古い | 直せば進む | 口座情報を更新し、確認に答える |

相談の中には、引退を決めたあとに警告に気づいて、そこから対応を始めるケースもあります。売上金が大きいほど、②の確認は早めにしておくと安心です。
解約と小口出品への切り替え、どちらを選ぶ?
Amazonでの販売をやめる方法は、出品用アカウントを解約するか、アカウントを残したまま小口出品に切り替えるかの2つです。もう販売しないと決めているなら解約、いつか再開するかもしれないなら小口への切り替えが向いています。
Amazonの出品サービスの案内では、大口出品は月額4,900円(税別)、小口出品は1商品の販売ごとに100円で、月額費用はかかりません。大口出品のまま販売を止めていても、月額の登録料はかかり続けます。
| 方法 | 月額の費用 | 売上金 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 出品用アカウントの解約 | かからない | 解約の前に受け取りきる | もう販売しないと決めている |
| 小口出品に切り替えて残す | かからない(売れたときだけ1点100円) | 通常どおり支払われる | 再開するかもしれない |
| 大口出品のまま休止設定 | 月額4,900円(税別)がかかり続ける | 通常どおり支払われる | 短い期間だけ休みたい |
解約は取り消しができず、そのアカウントの販売実績や評価は戻りません。再開する可能性が少しでもあるなら、まず小口に切り替えて様子を見るほうが選択肢を残せます。
日本だけでなく海外のマーケットプレイスにも出品している場合は、どの国のアカウントを解約するのかも確かめます。セラーフォーラムでは、すべてのマーケットプレイスをまとめて解約するか、特定の国だけを解約するかを選ぶ形だと説明されています。
売上金を回収して引退するまでの手順
- STEP 1出品を止めて、最終販売日を確定させる
セラーセントラルの休止設定で出品を「停止中」にし、自己発送の出品が売れないようにします。
FBAの在庫は休止設定とは別に扱うので、次のStepで返送か所有権の放棄を決めます。
- STEP 2未出荷の注文とFBA在庫を片づける
未出荷の注文をすべて出荷します。
FBA在庫は返送するか所有権を放棄するかを決め、依頼の状況はレポートで追いかけられます。入荷待ちや出荷作業中の在庫が残っていると、解約の手続きで先に進めません。
- STEP 3アカウント健全性とパフォーマンス通知を確かめる
アカウント健全性のページと、パフォーマンス通知の一覧を開きます。
対応していない違反や警告が残っていれば、引退の前に対応します。ここを飛ばすと、売上金が引当金に回ったままになります。
- STEP 4最終販売日から90日間、購入者とのやり取りを続ける
返品リクエスト、返金、購入者からのメッセージ、保証申請に対応します。
この間も、登録している銀行口座は有効なままにしておくのが前提です。
- STEP 5最後の支払いを受け取り、残高が0になったことを確かめる
ペイメントの画面で、残高と引当金が0になっているかを見ます。
90日を過ぎても引当金が残っている場合は、次の章の「別の原因」を疑うタイミングです。
- STEP 6必要なレポートを保存してから、解約の手続きをする
確定申告や帳簿で使う取引の明細、販売のレポートは、解約の前にダウンロードしておきます。解約したアカウントの管理画面は使えなくなるためです。
最後に、設定の「アカウントの管理」から「アカウントを閉じる」へ進み、案内に沿って解約をリクエストします(画面の名前は執筆時点のものです)。
やりがちなのは、残高が残っている状態や、停止・警告が残っている状態で解約を進めようとすることです。手続きの途中で止まるだけでなく、受け取れたはずの売上金の確認に時間がかかります。解約はかならず「受け取りを確かめた後」にします。
相談現場の事例

引退するつもりだったのに、売上金が保留されたまま動かなくなってしまいました。
引退や売上金の保留で、実際に相談を受けた事例を2つ紹介します。どちらも、個人が特定できないよう内容を一部まとめています。
引退したいと考えていたものの、保留中の売上金が約300万円残っていたセラーさんからの相談です。
状況を整理したうえで、適切な手順でAmazonに申請してもらいました。結果として売上金は全額回収でき、「本当に助かりました。」という言葉をいただいています。
輸入品の2つのASINに真贋調査の警告が入り、売上金が全額引当金に回ってしまったセラーさんの事例です。
購入を証明する書類を正しい形式でそろえて提出してもらったところ、提出から3日で警告が削除され、売上金の拘束も解除されました。引退を考えている段階でも、警告が残っていればこの対応が先になります。
ふたつの事例に共通しているのは、「待っていれば戻る状態」ではなかったことです。90日を待つべきケースと、こちらから動かないと進まないケースを分けて考えると、売上金の受け取りまでの道筋が見えやすくなります。
最終販売日を確定させ、警告への対応と購入者とのやり取りを終えてから、売上金の受け取りを確かめて解約する
残高や引当金が残ったまま解約を進めたり、引退するからと警告を放置したりする
💡 売上金が大きいとき、警告が残っているときは早めに相談を
引当金に回った売上金が大きい、引退を決めたのに停止や警告が残っている、90日を過ぎても入金されない。この3つのどれかにあてはまるなら、自力で待ち続けるより、一度状況を整理したほうが早く進みます。保留中の売上金約300万円を全額回収した相談者さんからは、次の言葉をいただきました。
「本当に助かりました。」
90日たっても売上金が入らないときは、別の原因を疑う
最終販売日から90日を過ぎても売上金が入らない場合は、待つ期間の問題ではなく、別の原因で止まっている可能性があります。代表的なのは、アカウントの停止に伴う保留、真贋や知的財産権の警告による引当金、閉鎖の通知が届いているケースです。
停止に伴う保留の仕組みと回収の流れは、Amazonの売上金が保留されたら|90日の意味と回収までの手順を解説で詳しく書いています。真贋の警告が原因ならAmazonの真贋調査で出品停止になったら|通る請求書の条件と出し方、閉鎖のメールが届いているならAmazonから閉鎖メールが届いたら|まだできることと、やってはいけないことが参考になります。
アカウント健全性の評価が下がっている場合は、Amazonのアカウント健全性評価(AHR)が100を切ったらやることも合わせて読んでみてください。引退を急ぐときほど、原因をひとつに絞ってから動くほうが、結果的に早く受け取れます。
90日を過ぎても入金がないときは、ペイメントの画面で引当金の内訳と、アカウント健全性のページの違反の有無を見比べる。
よくある質問

引退のときによく聞かれる質問をまとめました。
Q. Amazonセラーを引退したら、売上金は全部受け取れますか?
アカウントに停止や警告がなく、購入者とのやり取りがすべて終わっていれば、最終販売日から90日後以降の支払いで受け取れます。停止や警告が残っている場合は、それを解決するまで引当金に回ったままになることがあります。
Q. 最終販売日から90日たたないと解約できませんか?
Amazonのヘルプでは、解約の前に最終販売日からAmazonマーケットプレイス保証の申請期間である90日間待つよう案内されています。そのため、引退の段取りは最終販売日から約3か月を見込んで組み立てます。
Q. 大口出品のまま販売を止めると、月額の料金はかかりますか?
大口出品は月額4,900円(税別)なので、販売を止めていても登録料はかかります。しばらく販売しないなら、小口出品に切り替えると月額の費用はかかりません。
Q. アカウントが停止されたままでも解約できますか?
Amazonのヘルプは、解約の前に一時停止の理由がすべて解決され、アカウントが回復していることを求めています。停止中のアカウントは、先に停止の原因に対応する必要があります。
Q. FBA倉庫の在庫は、引退のときどうすればいいですか?
FBAの在庫は、返送するか所有権を放棄するかを決めて依頼します。入荷待ちや出荷作業中の在庫が残っていると、解約の手続きに進めないので、引退を決めた時点で手配します。
Q. 解約したあとに、また同じアカウントで出品できますか?
解約は取り消しができず、同じアカウントで販売を再開することはできません。再開する可能性があるなら、解約ではなく小口出品に切り替えてアカウントを残しておく方法があります。

引退の段取りは、売上金の大きさや警告の有無で順番が変わります。自分のケースで何から始めればいいか迷ったら、気軽に聞いてください。
Amazon垢BAN研究所のサポートについて
引退のときの売上金の受け取りは、待てば進むケースと、警告や停止への対応が先になるケースがあります。Amazon垢BAN研究所では、状況に合わせて次の3つのプランを用意しています。
- アドバイスプラン(5万円):自分で書けるけれど、方向性と提出前のチェックがほしい方向けです。
- アドバイス+作成代行プラン(10万円):改善計画書や申し立て文の作成から、提出前の最終確認まで任せたい方向けです。
- 成功報酬プラン(着手金5万円+成功報酬10万円):復活できなかったときの負担を抑えたい方向けです。「成功」の定義は事前にLINEで確認します。
こちらからアカウントにログインすることはありません。Amazonへの提出はご自身で行っていただく形です。
まだ相談するほどではない方は、無料のLINEオープンチャットで、ほかの人の状況をのぞいてみてください。
まとめ
Amazonセラーを引退するときは、出品を止めて最終販売日を確定させ、注文とFBA在庫を片づけ、アカウント健全性の警告に対応し、最終販売日から90日間は購入者とのやり取りを続けます。そのうえで最後の支払いを受け取り、残高が0になったことを確かめてから解約します。解約は取り消せないので、売上金を受け取りきった後のいちばん最後に行います。90日を過ぎても入金がないときは、停止や警告など別の原因を疑ってください。
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