Amazon垢BAN研究所のバン太です。
僕自身、これまで
- KDP出版は停止2回・復活2回経験(今は1アカウント稼働中)
- セラーは5ストア運営して、停止と復活が10回以上(今は1ストア稼働中)
- 購入アカウントも3つ止まったことがあり、今は1つ正常に動いています
- 相談実績は300件超、復活サポートも30件以上(国内・海外含む)
を経験してきました。
KDPで出版する前に、コンテンツガイドラインを読んだことがある人は実はそこまで多くないと思います。僕自身、最初の出版のときはほとんど読まずに進めてしまい、後から「これは知っておくべきだった」と痛感しました。
この記事では、KDPの公式コンテンツガイドラインの内容を、できるだけ分かりやすく噛み砕いて解説します。これを知っているかどうかで、停止のリスクはかなり変わってきます。
※ Amazonの規約や対応方針は変わることがあります。この記事は執筆時点(2026年6月)の情報をもとにしていますが、最新の内容は必ずKDP公式のガイドラインページも確認してください。
ガイドラインが適用される範囲
まず知っておいてほしいのが、コンテンツガイドラインは本文だけでなく、本のタイトル・表紙画像・商品説明文すべてに適用されるということです。
「本文さえ問題なければ大丈夫」と思っていると、実はタイトルや表紙、商品説明文の方で引っかかっていた、というケースは意外とよくあります。出版前のチェックでは、この4つすべてを確認する必要があります。
ガイドラインの大枠:5つの分類
KDPのコンテンツガイドラインは、大きく次のように分類されています。
①違法なコンテンツ・権利を侵害するコンテンツ
著作権、商標、ブランド、プライバシー、パブリシティ権などを侵害するコンテンツは認められません。
特に注意したいのが、Web上で無料公開されているコンテンツの扱いです。著作権で保護されている内容を、著作権者からAmazonに直接提出される場合を除いて、勝手に使うことはできません。また、著作権で保護された作品をもとにしたガイドブック(要約や参考書など)を、著作権保持者の許可なく出版することも認められていません。
「ネットで誰でも見られる情報だから大丈夫」という考えは危険です。公開されていることと、著作権が消滅していることはまったく別の話です。
②不快なコンテンツ
ヘイトスピーチ、テロを擁護する内容、わいせつと判断される内容などは、Amazonの判断で販売対象から除外されます。これは基準が明確な分、線引きさえ理解していれば避けやすいカテゴリです。
③AI生成コンテンツ
これは最近特に重要になってきている項目です。新しい本を出版する場合、AI生成コンテンツ(テキスト・画像・翻訳)については開示が必要です。
ポイントは、「AI生成」と「AIアシスト」が区別されている点です。AIベースのツールで実際のコンテンツを作った場合、後で大幅に編集したとしても「AI生成」として扱われます。一方、自分で作ったコンテンツをAIで編集・校正・改善した場合や、AIからアイデアだけ引き出して自分で文章や画像を作った場合は「AIアシスト」として扱われ、開示は不要です。
この線引きを正しく理解せず申告を省略すると、後から問題になることがあります。
④読者の読書体験を損なう本
読者に誤解を与える記述、内容を正確に表していない記述、読者の満足を得られないコンテンツは認められません。これは「内容と実際の中身が合っているか」が問われる部分で、タイトルや商品説明文を盛りすぎた場合にも該当する可能性があります。
⑤パブリックドメインコンテンツ
著作権で保護されていないパブリックドメインのコンテンツは出版できますが、同じ作品の類似本を複数出さない、無料版が存在する場合はその1点のみを扱う、といったルールがあります。
特に見落とされやすいポイント
ガイドラインを読んでいて、特に見落とされやすいと感じたポイントをまとめておきます。
タイトル・表紙・商品説明文も対象になる
繰り返しになりますが、本文だけ気をつけていても不十分です。特に商品説明文は、つい煽り気味な表現を使いたくなる部分なので注意が必要です。
「後で編集したから大丈夫」は通用しない
AI生成コンテンツについて、最初にAIで作ったものを大幅に編集しても「AI生成」という分類自体は変わりません。「編集したから実質オリジナル」という解釈は、ガイドライン上は認められていません。
翻訳版には著者等の記載ルールがある
意外と知られていませんが、翻訳版を出版する場合、「著者等」フィールドに翻訳者と原書の著者を記載する必要があります。新しい翻訳で翻訳者が不明な場合は、出版者が「匿名」と記載するルールになっています。これを知らずに出版している人も一定数いるはずです。
ガイドライン違反が見つかった場合の流れ
ガイドラインに従っていないコンテンツは却下または削除され、その旨が著者・出版者に通知されます。重要なのは、この決定に対して異議を申し立てることができるという点です。
つまり、一度引っかかったからといって、その時点で終わりというわけではありません。何が問題だったのかを正確に理解し、修正・説明することで、再公開につながる可能性があります。
このあたりの具体的な異議申し立ての書き方は、別記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. ガイドラインをすべて読むのは大変です。最低限どこを見ればいいですか?
すべて読むのが理想ですが、最低限「AI生成コンテンツ」の項目と「違法・権利侵害コンテンツ」の項目は、最近のトラブルで特に多い領域なので優先的に確認することをおすすめします。
Q. 海外の素材サイトの画像を表紙に使っていますが、問題ないですか?
素材サイトの規約によって、商用利用の可否や条件が異なります。「無料だから大丈夫」と思い込まず、利用規約を必ず確認してください。
Q. 過去に出版した本が、後からガイドライン違反を指摘されることはありますか?
あります。Amazonはガイドラインを定期的に見直しており、過去に問題なかった本が、後から基準の変更によって指摘されるケースもあります。
Amazon垢BAN研究所のサポートについて
僕自身、KDPアカウントの停止と復活を2回ずつ実際に経験していて、相談実績は300件超、復活サポートも30件以上です。
出版前のガイドラインチェックや、停止後の対応についての相談は、緊急度に応じて2つのルートを用意しています。
①今すぐ個別に相談したい方
改善計画書や異議申し立て文の作成サポート、1対1の相談は、有料noteメンバーシップで対応しています。
→ 有料noteメンバーシップで個別相談する:https://note.com/amazon_ban_lab/membership/join
②まずは他の人の事例を見てみたい方
無料のLINEオープンチャットで、他の方のリアルな状況を覗いてみることもできます。
→ LINEオープンチャットはこちら:https://line.me/ti/g2/k1B-WGDBG73zS_ZjHx2m2Clyi9T3GD5qpaqSlA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
まとめ
KDPのコンテンツガイドラインは、本文だけでなくタイトル・表紙・商品説明文すべてに適用されます。特に「違法・権利侵害コンテンツ」と「AI生成コンテンツ」の項目は、最近のトラブルで特に多い領域なので優先的に理解しておくことをおすすめします。違反が見つかっても異議申し立てができるので、まずは何が問題だったのかを正確に把握することが大切です。
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