Amazon垢BAN研究所のバン太です。
僕自身、これまで
- 購入アカウントも3つ止まったことがあり、今は1つ正常に動いています
- セラーは5ストア運営して停止と復活が10回以上(今は1ストア稼働中)
- KDP出版は停止2回・復活2回(今は1アカウント稼働中)
- 解決実績は400件超、復活サポートも30件以上(国内・海外含む)
を経験してきました。
「発送はちゃんとしているのに、出荷遅延率が4%を超えたと通知が来た」
「連休明けに健全性を開いたら、出荷パフォーマンスが赤くなっていた」
自己発送(出品者出荷)を続けているセラーさんからは、こうした出荷遅延率の相談も届きます。出荷遅延率は「荷物が届くのが遅れた割合」と思われがちですが、Amazonが見ているのは出荷通知を送ったタイミングです。ここを取り違えたまま対策を考えると、原因と違うところを直してしまいます。
このページでは、出荷遅延率の数え方、4%を超えたときに起きること、数字が上がる5つのパターン、遅れた注文を洗い出して直す手順、出品者出荷が止まったあとの改善計画書の考え方を順に見ていきます。
※ Amazonの規約や対応方針は変わることがあります。この記事は執筆時点(2026年10月)の情報なので、最新の内容は必ずAmazon公式の案内も確認してください。
【3秒でわかる結論】
通知が来たけれど原因の注文が分からない、出品者出荷がすでに止まっている場合は、LINEで通知と出荷パフォーマンスの画面を送ってもらえれば、手をつける順番をお伝えします。
出荷遅延率とは?数え方と確認する場所
出荷遅延率(LSR)とは、出品者出荷の注文のうち、出荷予定日以降に出荷通知が送信された注文の割合です。Amazonは10日間と30日間の注文でこの割合を出し、出品を続ける条件として4%未満を求めています。出荷遅延率は出品者出荷にだけ適用され、FBAの注文は含まれません(セラーセントラルヘルプ「アカウント健全性の確認」)。

荷物は予定日に出したはずなんです。それでも遅延になっている注文があって、意味が分かりません。
ポイントは「出荷通知」です。商品を予定日に発送していても、セラーセントラルで出荷通知を送ったのが翌日なら、その注文は遅延として数えられます。逆に、出荷通知を予定日までに送っていれば、配送そのものが遅れても出荷遅延率には入りません(配送の遅れは、評価や保証申請という別の形で響きます)。
計算は「出荷予定日より後に出荷通知を送った注文の数 ÷ 期間内の注文数」です。30日間の注文が50件で、遅延が3件なら6%になります。注文数が少ないストアほど1件の重みが大きく、20件中1件の遅れでも5%になって目標を超えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 出品者出荷の注文だけ(FBAは含まない) |
| 遅延になる条件 | 出荷予定日より後に出荷通知が送信された |
| 計算の期間 | 10日間と30日間 |
| Amazonの目標 | 4%未満 |
| 確認する場所 | アカウント健全性の「出荷パフォーマンス」→ 出荷遅延率 |
出荷遅延率は、セラーセントラルの「パフォーマンス」→「アカウント健全性」の「出荷パフォーマンス」の欄で確認できます。詳細の画面からは、遅延になった注文の一覧をレポートとしてダウンロードできます。

このレポートは、通知が来たらその日のうちに保存しておいてください。日がたつと期間がずれて、問題が起きたときの注文が一覧から外れていきます。
出荷遅延率が4%を超えるとどうなる?
出荷遅延率が4%を超えると、アカウント健全性で目標未達として表示され、改善がなければ出品権限が制限される可能性があります。Amazonの資料には、出荷遅延率が4%を超えるとアカウントが利用停止になる場合があること、出荷の遅れは保証申請や低い評価、購入者からの問い合わせが増える原因になることが書かれています(セラーセントラルヘルプ「アカウント健全性の確認」)。
出荷遅延率のような出荷の指標で止められる場合、まず出品者出荷の出品が止まり、FBAの商品は販売を続けられる形になることがあります。ただし、通知の内容によっては売上金の支払いが保留されることもあるので、届いた通知の本文で、何が止まっていて何を出せば再開できるのかを確かめます。

まだ警告の段階で、出品は止まっていません。このまま様子を見ていても大丈夫ですか?
警告の段階は、Amazonが「出品権限に影響が出る前に直す機会」として送っているものです。様子を見るより、この段階で原因の注文を特定して手を打ったほうが、停止まで進まずに済みます。通知の種類ごとの読み方はAmazonのパフォーマンス通知の読み方|急ぐ通知と後で読めばいい通知の見分け方にまとめています。
出荷遅延率を下げたいからといって、発送前に出荷通知だけ先に送るのはやめてください。追跡番号が反映されない発送が増えて追跡可能率が下がったり、購入者からの問い合わせが増えて注文不良率が上がったりと、別の指標で止まる原因になります。
出荷遅延率が上がる5つのパターン
出荷遅延率が上がる原因は、相談を受けていると次の5つに分かれます。どれに当てはまるかで、設定を直せば済むのか、作業の流れそのものを変える必要があるのかが分かります。

うちはツールで通知を送っているので、押し忘れはないと思っていました。
ツールを使っていても、通知が届いていないことはあります。⑤まで読んで、自分の流れと照らし合わせてみてください。
① 発送はしたのに出荷通知を送り忘れた
出荷通知の送り忘れは、商品は予定日に出しているのに、セラーセントラルでの通知を後回しにしたときに起こります。発送作業と通知の作業を別の人や別の時間に分けていると、通知だけが翌日以降にずれ込みやすくなります。
出荷予定日の夕方にまとめて発送し、通知は翌朝に入れる、という流れのストアでよく見られる遅延です。発送そのものは間に合っているので、本人に遅れている自覚がないまま数字だけが上がっていきます。
発送した直後にその場で出荷通知まで送る流れにし、終業前に未通知の注文を確認する。
② 出荷作業日数の設定が実態より短い
出荷作業日数(注文から出荷までにかかる日数の設定)が、実際の作業より短いと、出荷予定日が早く設定されて遅延が出やすくなります。販売を伸ばしたくて日数を短くした結果、作業が追いつかなくなるケースです。
仕入れてから届くまで日数がかかる商品や、検品・梱包に手間のかかる商品で起きやすい遅延です。商品ごとに作業の重さが違うのに、全商品を同じ日数にしていると、重い商品だけが遅れます。
商品ごとに実際にかかる日数を測り、出荷作業日数を実態に合わせて設定し直す。
③ 連休・繁忙期・急な欠勤で発送が止まった
連休や繁忙期に発送の担当者がいない、急な体調不良で作業が止まる、といった状況で注文が積み上がると、まとめて遅延になります。数日分の注文が一度に遅れるので、短い期間で数字が大きく跳ね上がります。
休む日が決まっているのに、休業の設定をせず出品を続けていた、というのが典型です。一人で運営しているストアほど、担当者が動けない日が直接遅延につながります。
発送できない日が分かっている場合は、事前に休業の設定や出品者出荷の在庫を止める手を打つ。
④ 取り寄せや在庫連携のずれで、手元に商品がない
手元に在庫がないまま注文を受けると、仕入れを待つ間に出荷予定日を過ぎてしまいます。ほかの販路と在庫を共有していて連携がずれた、取り寄せ前提で出品していた、といった場合に起こります。
在庫切れの注文をキャンセルすれば、今度は出荷前キャンセル率が上がります。出荷遅延とキャンセルのどちらかで数字が悪くなるので、在庫のずれは早めに直す必要があります。
ほかの販路との在庫数の同期を見直し、手元にない商品を出品者出荷で出さない。
⑤ 外部ツールの出荷通知が反映されていない
受注管理ツールや一括アップロードで出荷通知を送っている場合、連携エラーで通知がAmazonに届いていないことがあります。ツール上では「通知済み」になっていても、セラーセントラルでは未出荷のままになっているケースです。
ツールの設定を変えた直後や、Amazon側の仕様変更があった時期に起きやすい遅延です。気づくまでの間、すべての注文が遅延として積み上がるので、短期間で大きな数字になります。
ツールで送った通知がセラーセントラルの注文管理に反映されているか、毎日一度は照らし合わせる。

5つのうちどれが原因かは、遅延した注文の出荷予定日と、実際に通知を送った日時を並べるとたいてい見えてきます。思い込みで決めず、一覧で確かめるのが近道です。
遅れた注文を洗い出して、直す手順
出荷遅延率への対策は、遅延した注文を一覧にして原因ごとに分け、今ある未出荷の注文を片づけてから設定と作業の流れを直す順番で進めます。期間が過ぎれば古い遅延は計算から外れますが、原因が残っていれば新しい遅延が増えるだけです。
- STEP 1遅延した注文のレポートを保存する
アカウント健全性の出荷パフォーマンスから出荷遅延率の詳細を開き、遅延した注文の一覧をダウンロードします。通知が来た日のうちに保存しておくと、問題が起きた時期の注文をそのまま残せます。
- STEP 2注文ごとに「発送の遅れ」か「通知の遅れ」かを分ける
注文ごとに、出荷予定日、実際に発送した日、出荷通知を送った日時を並べます。発送は間に合っていて通知だけ遅れた注文と、発送そのものが遅れた注文では、直すところが違います。
- STEP 3いま未出荷になっている注文を先に片づける
注文管理で出荷予定日が近い注文、すでに過ぎている注文を確認し、発送と出荷通知を済ませます。購入者には遅れのお詫びと発送の連絡を入れ、評価や保証申請につながるのを防ぎます。
- STEP 4出荷作業日数と休業の設定を見直す
Step2で発送そのものが遅れていた商品は、出荷作業日数を実態に合わせて延ばします。休む予定がある日は、事前に休業の設定をしておく運用に切り替えましょう。
- STEP 5通知の作業を確認する仕組みを作る
終業前に未通知の注文をチェックする、ツールの通知がセラーセントラルに反映されているか毎日照らし合わせる、といった確認の手順を決めます。変えた日と内容の記録は、そのまま改善計画書の材料です。

Step2で分けた結果は、そのまま改善計画書の「根本原因」になります。「遅れました」ではなく「発送は予定日にしていたが、通知を翌朝に入れる流れだった」と書けるかどうかで、伝わり方が変わるんです。
出品者出荷が止まったら、改善計画書で何を伝える?
出荷遅延率で出品者出荷が止まったときは、遅延の根本原因、遅延を解消するためにやったこと、今後同じ遅延を起こさないための対策を、自分のストアの事実で書いた改善計画書を出します。Amazonの資料でも、停止された出品用アカウントは、問題を解決するためのパフォーマンス改善計画を出して申し立てることで、出品権限を回復できる可能性があるとされています。
根本原因は、Step2で分けた「発送の遅れ」と「通知の遅れ」のどちらが多かったのか、なぜそうなったのかまで書きます。遅延を解消するためにやったことは、Step3で片づけた注文と購入者への連絡を書きます。再発防止は、Step4とStep5で変えた設定と確認の手順を、誰がいつ何をするか分かる形で書きます。

計画書は長さより、注文の一覧と変えた手順がかみ合っているかが見られます。表を1枚作ってから書き始めると、ぶれにくくなります。
構成の考え方はAmazon改善計画書の書き方|通らない理由と根本原因から書く順番を解説、出荷の指標とあわせて注文不良率も上がっている場合はAmazonの注文不良率(ODR)が1%を超えたら|原因の特定と停止を防ぐ手順を参考にしてください。
遅延した注文を一覧にし、発送と通知のどちらが遅れたか、変えた設定と確認の手順を日付つきで書く
「繁忙期で遅れました。今後は気をつけます」とだけ書き、何を変えたのかが分からないまま出し直す
💡 自力で粘らないほうがいい目安
出品者出荷が止まった、同じ内容の改善計画書を2回以上出して定型文で返ってきた、遅延の原因が自分でも一つに絞れない。このどれかに当てはまるなら、次の提出の前に状況を整理したほうが早く進みます。健全性の点数が100を切って止まった方も、原因を特定して計画書を作り直し、復活しています。
自力で3〜4回出して定型文で却下されていた方からは、復活後に「早めに相談していればと思っています。」という言葉をいただきました。
相談現場の事例

自分で何回か出しているのに、いつも同じ文面で返ってきます。どこを直せばいいのか見当がつきません。
出荷遅延率そのものの事例ではありませんが、パフォーマンスや健全性で止まった方の事例を2つ紹介します。どちらも、原因の特定と、提出する内容の組み立て直しが結果を分けました。
アカウント健全性評価(AHR)が100を下回り、セラーアカウントが停止された方の相談です。
どの違反や指標が点数を下げたのかを洗い出して原因を特定し、原因に合わせた改善計画書を作り直して提出しました。アカウントは復活しています。
ご自身で3〜4回提出し、電話もしたものの、毎回定型文で却下されていた方の相談です。原因は購入者アカウントのロックでセラーセントラルに入れなくなったことでした。
提出する内容と窓口を変え、文面はこちらで作成しました。約1週間で復活し、アカウントの健全性も保たれています。
止まった理由は違っても、同じ内容の出し直しで却下が続く点は共通しています。出荷遅延率の停止でも、原因を注文単位で示し、変えた運用を具体的に書けるかどうかが分かれ目です。
出荷遅延率は4%未満なのに止まったときは、別の原因を疑う
出荷遅延率が4%未満なのに出品者出荷が止まった場合は、ほかの出荷の指標が原因になっている可能性があります。Amazonは出品者出荷について、出荷遅延率のほかに次の目標も定めています(セラーセントラルヘルプ「アカウント健全性の確認」)。
| 指標 | 対象の期間 | Amazonの目標 |
|---|---|---|
| 出荷前キャンセル率 | 7日間 | 2.5%未満 |
| 追跡可能率 | 30日間 | 95%以上(下回ったカテゴリーは自社出荷の販売資格が停止される場合あり) |
| 注文不良率 | 60日間 | 1%未満 |
出荷の指標に問題がなければ、ポリシー違反による出品停止やアカウント全体の停止の可能性があります。特定の商品だけが止まっている場合は、ASIN単位の停止として扱いが変わります。
健全性ページの出荷パフォーマンスの他の項目と、「規約の遵守」の欄をあわせて見てください。特定の商品だけが止まっているならAmazonでASIN単位の出品停止になったら|理由の見分け方と再開手順、点数の下がり方はAmazonのアカウント健全性評価(AHR)が100を切ったらやることが参考になります。
よくある質問

出荷遅延率の相談でよく聞かれることをまとめました。数字は本文の表とあわせて見てください。
Q. 出荷遅延率の10日間と30日間は、どちらで判断されますか?
Amazonは出荷遅延率を10日間と30日間の両方の注文で計算し、目標は4%未満です。どちらかの期間で4%を超えていないか、両方を確かめておくのが安全です。
Q. FBAの注文は出荷遅延率に入りますか?
FBAの注文は出荷遅延率に入りません。出荷遅延率は出品者出荷の注文だけを対象にした指標です。
Q. 商品は予定日に出したのに遅延になったのはなぜですか?
出荷遅延率は、発送した日ではなく出荷通知を送った日時で判断されます。商品を予定日に出していても、出荷通知が出荷予定日より後になると遅延として数えられます。
Q. 出荷遅延率はどれくらいで下がりますか?
出荷遅延率は10日間と30日間の注文で計算されるので、遅延した注文が期間から外れると数字から抜けていきます。出品者出荷が止まっている場合は、待つだけでは再開されず、改善計画書の提出が必要です。
Q. 自分で注文して分母を増やせば数字は下がりますか?
自分や知人のアカウントで自分の商品を買って注文数を増やすのは、Amazonの規約に反する行為で、アカウント停止の原因になります。数字は、遅延の原因を直して新しい遅延を出さないことで下げます。
Q. 出荷作業日数を延ばすと売上は落ちますか?
出荷作業日数を延ばすと、お届け予定日が遅く表示されるため、売れ行きに影響が出ることはあります。ただ、遅延が続いて出品者出荷が止まるほうが影響は大きいので、まずは実態に合った日数にします。
Amazon垢BAN研究所のサポートについて

出荷遅延率の停止は、遅延した注文を並べて原因を一つずつ確かめれば、書くことが見えてきます。そこで手が止まっているなら、通知とレポートを送ってください。
Amazon垢BAN研究所のサポートについて
出荷遅延率の通知が来た、出品者出荷やアカウントが止まった方の状況に合わせて、3つのプランを用意しています。最初の相談の段階で、通知の内容と遅延した注文の状況を細かく確認します。
- アドバイスプラン(5万円):自分で書けるけれど、方向性と提出前のチェックがほしい方向けです。
- アドバイス+作成代行プラン(10万円):改善計画書や申し立て文の作成から、提出前の最終確認まで任せたい方向けです。
- 成功報酬プラン(着手金5万円+成功報酬10万円):復活できなかったときの負担を抑えたい方向けです。「成功」の定義は事前にLINEで確認します。
こちらからアカウントにログインすることはありません。Amazonへの提出はご自身で行っていただく形です。
まだ相談するほどではない方は、無料のLINEオープンチャットで、ほかの人の状況をのぞいてみてください。
LINE以外(Chatwork・WeChat・メール)での相談をご希望の方は、TOPページの問い合わせ欄からどうぞ。
まとめ
出荷遅延率は、出品者出荷の注文のうち出荷予定日より後に出荷通知が送られた注文の割合で、10日間と30日間で計算され、Amazonは4%未満を求めています。超えたときは、遅延した注文のレポートをすぐ保存し、発送の遅れか通知の遅れかを注文ごとに分け、出荷作業日数・休業の設定・通知の確認手順を直します。止まった場合は、その記録をもとに改善計画書で原因と対策を伝えます。見るべきは発送した日ではなく、出荷通知を送った日です。
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